用語辞典 — ツギノテ。LEARNGLOSSARY

特別選考(教員採用)

特別選考とは、公立学校の教員採用選考試験のうち、一般選考とは別に対象者を限って行われる選考。他自治体の現職教員、正規教員の経験者、離職者、民間企業等での勤務経験者などが対象となる。夏の一般選考とは別に秋から冬にかけて実施されることがあり、自治体により「秋選考」「秋期試験」「特別選考試験(第2回)」など呼び方が異なる。

一般選考が筆記と面接の組み合わせで広く受け付けるのに対し、特別選考は面接を中心に、対象者を絞って行われることが多い形です。呼び名が統一されていないため、同じ制度を探すのに複数の語で当たる必要があります。

秋から冬に置かれる理由

中央教育審議会が令和4年12月19日にまとめた答申「『令和の日本型学校教育』を担う教師の養成・採用・研修等の在り方について」は、教員採用選考試験の実施時期が「4~5月に出願、7月に1次試験、8月に2次試験」という形で少なくとも20年以上大きく変わっていないと指摘したうえで、民間企業等の勤務経験者を対象とした特別な選考の拡充と、それを「夏季のみならず、秋季~冬季にかけて実施すること」を挙げています。夏に一本だった流れを複数にする試みとして書かれたものです。

対象者は自治体ごとに違う

同じ「秋選考」でも、受けられる人は自治体によって異なります。2027年度採用の例では、島根県の特別選考試験(第2回)が県外の正規現職教員または過去10年以内に通算3年以上の正規教員経験者に限られる一方、神奈川県の秋期試験は小学校・中学校・高等学校・特別支援学校いずれかの普通免許状を所有または取得見込みであれば出願できます。神戸市は離職の理由(子の養育、介護など)ごとに区分を分け、佐賀県は秋にも一般選考を置いています。日程より先に対象者の欄を読む必要があります。

補足:実施の有無・対象・日程は年度ごとに変わります。出願の際は各教育委員会が公表する実施要項の一次情報で必ず確認してください。関連:秋の教員採用を5件並べました。