地域展開。
地域展開(chiiki-tenkai)とは、学校の部活動を地域クラブ活動へ移していく取組を指す語。国の調査では、移行が完了している状態と、移行に取り組んでいる状態の両方を含めて数える。
中学校の部活動を、学校の外にある地域のクラブへ移していく改革のなかで使われる言葉です。以前は「地域移行」という言い方が広く使われていましたが、近年の国の資料では「地域展開」という語が用いられています。
「完了」だけを数えているわけではない
ここが読み違えやすいところです。スポーツ庁・文化庁の「部活動改革の取組状況に関する調査」では、地域展開を「地域展開が完了している、又は地域展開に取り組んでいる状態」と定義しています。つまり、まだ途中の部活動も同じ枠に入ります。「地域展開の割合が◯%」という数字を見たときは、それが完了率ではないことを頭に置いておくと、実感とのずれが小さくなります。
「地域連携」との違い
同じ調査には「地域連携」という別の区分があります。こちらは、合同部活動の実施と部活動指導員の活用の、両方またはいずれかを行っている状態を指します。学校の部活動という形は残したまま、外部の力を借りるやり方です。地域展開が「学校の外へ出す」ものだとすれば、地域連携は「学校のなかで支える」ものだと整理できます。国の調査では、この二つを分けて集計しています。
補足:地域展開の進み具合は、休日と平日で大きく異なる。また、部活動の数で見た割合と、取り組んでいる市区町村の数で見た割合も一致しない。最新の数値はこちらの記事を参照。