CBT方式。
CBT方式(Computer Based Testing)とは、試験会場のパソコンを使って実施する試験方式。受験者は会場に行き、用意されたパソコンの画面に表示される問題を読み、キーボードとマウスを用いて解答する。IPAは受験者の負担軽減や利便性向上を目的として情報処理技術者試験を順次この方式へ移行しており、令和8年度(2026年度)は応用情報技術者試験・高度試験・情報処理安全確保支援士試験もCBT方式で実施される予定とされている。
紙で一斉に行う方式と最も違うのは、試験日が一日に固定されないことです。一定の期間内に複数日で実施され、受験者は会場ごとに設定された予約枠から受験日と時間帯を選びます。会場は全国に設置され、空席のある会場・日を選んで申し込む形になります。
選べる自由と、引き換えの制約
日程を選べるかわりに、手続きの側に制約が置かれることがあります。令和8年度の応用情報技術者試験・高度試験・支援士試験では、前期・後期それぞれで申込みは1回のみで、複数の試験区分や複数回の申込みはできません。また申込みの際に、科目A群(科目A試験・科目A-1試験・科目A-2試験)と科目B群(科目B試験・科目B-1試験・科目B-2試験)を同時に予約します。両群の実施期間は分かれているため、後の科目の日程も申込み時点で決めることになります。
机の上の条件も変わる
不正防止やセキュリティ上の観点から、試験室に持ち込める物品が制限されます。キーボードやマウスの持ち込みはできず、飲み物はラベルを外した1,000ml以下のペットボトルの水1本のみとされています。メモ用紙や筆記用具は会場で用意したものが配布され、持ち帰りはできず試験終了後に回収されます。あわせて、試験問題は非公開とされ、第三者への開示も禁じられます。出題範囲・出題形式・試験時間・合格基準そのものは変わらないとされていても、解き方の習慣に影響する部分は残ります。
なお、身体の不自由等によりCBT方式で受験できない方には、ペーパー方式(筆記)による特別措置試験が実施されるとされています。
補足:実施方式・日程・持ち込み物の取り扱いは変更される場合があります。受験の際はIPAの一次情報(試験情報のウェブページ)で必ず確認してください。関連:応用情報は11月、科目Bは12月。離れた日程で、先に決めることが四つあります。