デジタル受験票。
デジタル受験票とは、紙の受験票に代えて、スマートフォンの専用アプリ上で受験情報と本人確認情報を扱う仕組み。TOEIC Listening & Reading公開テストでは、顔写真やICチップを搭載した本人確認書類をオンラインで登録し、ICチップに登録されている顔写真・氏名・住所などの情報と申し込み時の登録情報を照合する。IIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が2026年8月18日に発表し、運用開始は2027年7月実施回から。同時に現行の紙の受験票は廃止される。
紙の受験票は、届いた封筒を当日まで保管し、会場に持参して机に置く、という運用を前提にしていました。この形では、券面の写真と本人を人の目で見比べるところが本人確認の要になります。デジタル受験票は、その照合の一部を、書類のICチップに記録された情報との突き合わせに移すものです。
導入の背景
IIBCは、2025年に発覚した不正受験事案を受けて、受験要領の改訂、試験会場での確認体制の強化、本人確認書類の見直しなどを段階的に実施してきたと説明しています。デジタル受験票は、これらに続く本人確認強化策の一環として位置づけられています。
時期と、注意しておきたい点
予定は、2027年3月までに詳細告知(当日の手順、OSなどの必要環境)、2027年5月に専用アプリの提供開始と7月実施回の申込開始、2027年7月実施回から運用開始という順です。当初は「2026年9月までの導入予定」と案内されていましたが、使える本人確認書類の範囲を広げるためと、全国の試験会場で受付が安定して回ることを検証するために、時期が後ろへ動きました。
利用にはスマートフォンへの専用アプリのダウンロードが必要とされています。一方で、対応する本人確認書類の具体的な一覧や、対応OSの条件は、2026年8月20日の時点では公表されていません。
補足:記載の日程・内容はいずれもIIBCの発表時点の予定であり、変更される場合があります。受験を検討する際は公式サイトの案内で確認してください。関連:TOEICの紙の受験票は、2027年7月の回からなくなります。それより前の回は、いまのまま受けられます。/CBT方式/オープンバッジ