プロフェッショナルデジタルスキル試験。
プロフェッショナルデジタルスキル試験(仮称)とは、2027年度から開始が予定されている情報処理技術者試験の区分。現行の応用情報技術者試験と高度試験を大括り化したうえで内容を再編したもので、マネジメント領域・データ / AI領域・システム領域の三つの試験区分が置かれる。IPAと経済産業省が2026年3月31日に検討状況を公表した。現行の試験制度は2026年度の試験実施をもって終了する予定とされている。
新しい制度は8試験区分となり、ITパスポート試験(内容変更)、情報セキュリティマネジメント試験(継続)、データマネジメント試験(新設・仮称)、基本情報技術者試験(継続)、プロフェッショナルデジタルスキル試験の三区分(新設・仮称)、情報処理安全確保支援士試験(一部変更)で構成されます。すべての区分をCBT方式で実施する予定とされています。
科目の構成と、共通の部分
プロフェッショナルデジタルスキル試験の三区分は、いずれも同じ科目構成です。科目A-1が90分・60問、科目A-2と科目Bを合わせて120分で、科目A-2が23問、科目Bが12問。合計95問になります。
読み違えやすいのはここです。科目A-1は「共通知識」で、区分をまたいで同じ内容になります。区分ごとに違うのは科目A-2(専門知識)と科目B(技能)の35問で、問題数で見れば全体の約37%にあたります。逆に言えば、残る約63%は区分によらず共通です。免除制度については、現行の高度試験と同等の制度を設けることが検討されており、経過措置も検討中とされています。
シラバス案の公開状況
IPAは2026年6月30日にシラバス案の掲載を始め、7月31日にVer.0.2へ更新しました。この更新で【目標とする知識(専門知識)】が追加されています。2026年8月19日の時点で本文が公開されているのはマネジメントとシステムの2区分で、データ / AI区分と科目A-1の共通知識シラバス案は「準備中」です。IPAは2026年度夏頃を目途に一通り掲載する予定としています。
開始時期は、ITパスポート試験・情報セキュリティマネジメント試験・基本情報技術者試験が2027年度春頃、データマネジメント試験とプロフェッショナルデジタルスキル試験の各試験、情報処理安全確保支援士試験が2027年度夏頃から秋頃とされています。
補足:試験区分名はいずれも仮称で、出題数・科目構成・免除制度も検討中の案です。シラバス案のPDF表紙にも、公表時点の検討状況に基づくもので変更する可能性があると明記されています。受験を検討する際はIPAの一次情報で確認してください。関連:同じ名前の試験が、来年度から分かれます。専門知識で重なっていたのは「経営戦略・デジタル戦略」だけでした。