用語辞典 — ツギノテ。LEARNGLOSSARY

マチュピチュ

マチュピチュ(machu-picchu)とは、ペルー南部、アンデスの尾根(標高約2,400m)にあるインカ帝国の遺跡。15世紀半ばの皇帝パチャクティのために築かれた離宮(王の私領)で、宗教的な役割も担ったと考えられている。石を隙間なく積む高度な建築で知られ、「空中都市」とも呼ばれる。

16世紀にスペインがインカ帝国を征服したとき、征服者たちはこの尾根の都市までは到達しませんでした。そのため破壊や略奪を免れ、やがて放棄されたまま密林に覆われて残ったと説明されます。

「発見」をめぐって

1911年7月24日、アメリカ・イェール大学のハイラム・ビンガムが地元の案内で到達し、世界に紹介しました。長く「発見者」と呼ばれてきましたが、到着時にはすでに数家族が暮らしており、1902年に農民アグスティン・リサラガが「三つの窓の神殿」に署名を残していたなど、先行到達者の記録もあります。このため「発見」ではなく「再発見」「世界への紹介」と呼ぶべきだという議論があり、発見者が誰かには諸説があります。

その後

ビンガムは1912年・1915年の調査で数千点の出土品をイェール大学へ持ち帰り、その返還をめぐる論争は2010〜2012年のペルー政府との合意で決着しました。マチュピチュは1983年に世界遺産(複合遺産)に登録されています。

補足:年代・経緯や用途の解釈には諸説がある。細部は最新の一次情報での確認を推奨する。