多子世帯支援。
多子世帯支援(tashisetai-shien)とは、高等教育の修学支援新制度のうち、子ども3人以上を同時に扶養する世帯を対象に、所得制限なく上限額まで大学等の授業料・入学金を減免する仕組み。
令和7年度(2025年度)に始まった修学支援の拡充で、対象は大学・短期大学・高等専門学校・専門学校に及びます。子育て世帯の教育費負担を和らげ、子どもが多くても進学をあきらめずにすむようにする、という狙いがあります。
「上限つきの減免」であること
減免には学校の種別(国公立か私立か、大学か専門学校かなど)ごとに上限額が決められており、実際にかかる学費がその上限を超える分は、これまでどおり自己負担になります。「無償化」という言葉で語られることもありますが、正確には、定められた上限の範囲内で授業料や入学金を減免する仕組みだと理解しておくのが安全です。世帯の負担が完全にゼロになるとは限りません。
「3人を同時に扶養している間」が条件
支援の対象となるのは、子ども3人以上を同時に扶養している期間です。上の子が就職などで扶養から外れ、扶養する子どもが2人に減った時点で、この支援は終了します。そのため、第1子が扶養を外れる年に、まだ在学中の下の子への減免が止まる、という場面が起こり得ます。家計の見通しを立てるときは、この「同時に扶養している間」という条件に注意が必要です。
補足:「子ども」に数えられるきょうだいの範囲や資産・所得の基準など、条件は改正で変わりうる。詳細はJASSOと進学予定校・在籍校で確認を。