用語辞典 — ツギノテ。LEARNGLOSSARY

総合型選抜

総合型選抜とは、大学入学者選抜の三つの区分(一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜)の一つ。詳細な書類審査と時間をかけた丁寧な面接等を組み合わせ、志願者の能力・意欲・適性等を多面的・総合的に評価・判定する方式を指す。かつてAO入試と呼ばれていたもので、令和3年度入試から現在の名称になった。令和9年度(2027年度)大学入学者選抜実施要項では、学校推薦型選抜とあわせて「面接による評価を必ず行う」ことが定められた。

学校長の推薦を前提とする学校推薦型選抜と違い、公募型の総合型選抜には募集人員の上限がありません。学校推薦型選抜が学部等の募集単位ごとに入学定員の5割を超えないこととされているのに対し、総合型選抜には制約が置かれていない、と文部科学省のQ&A(Q3-4)が説明しています。

令和9年度要項で、面接が必須になった

2026年5月27日付けの通知で示された令和9年度実施要項は、総合型選抜と学校推薦型選抜について「面接(ディベート、集団討論、プレゼンテーション、口頭試問等を含む。オンラインによる実施を含む。)による評価を必ず行う」と定めました。報道によれば、遅くとも2029年度入試までに導入するとされ、2年間の猶予が置かれています。非公募型の学校推薦型選抜で、合格したら入学することを志願者が確約して受験するものについては、面接の要否を大学の実情に応じて判断できるという例外もあります。

教科・科目に係る個別テストとの関係

総合型選抜で教科・科目に係る個別テストを課すことは可能ですが、令和9年度要項のQ&A(Q3-3)は、高等学校段階での基礎的な学習の成果を問うものとし、他の評価方法との間でバランスの取れた配分で用い、その成績が実質的に評価・判定の大部分を占めることがないよう留意を求めています。個別テストの実施の有無や時期にかかわらず、総合型選抜に位置付けるものには面接が必要である点も、あわせて示されました(Q3-5)。

補足:実施要項とQ&Aは年度ごとに更新されます。出願にあたっては各大学の募集要項と文部科学省の一次情報で必ずご確認ください。関連:「AI面接は不可」と読まれた一行。文科省が線を引いたのは、別の場所です。