用語辞典 — ツギノテ。LEARNGLOSSARY

歴史総合

歴史総合(rekishi-sogo)とは、2022年度から高校で必修(2単位)になった地理歴史科の新科目。18世紀以降の世界と日本の近現代史を、「近代化」「国際秩序の変容と大衆化」「グローバル化」の3つの枠組みでとらえ直す。年号の網羅暗記ではなく、資料をもとに「問い」を立てて考える学習が柱とされる。

2018年告示の高等学校学習指導要領にもとづき、2022年4月から高校で年次進行で実施されています。地理歴史科には「歴史総合」と「地理総合」という必履修科目が新設され、従来は日本史を学ばないまま卒業する生徒もいた状態から、すべての高校生が近現代の世界と日本の歴史を学ぶ形になりました。

3つの枠組み

時系列を頭から網羅的になぞるのではなく、「近代化」「国際秩序の変容と大衆化」「グローバル化」という3つの窓を通して近現代を見ていきます。環境・資源・貧困・紛争・ジェンダーといった現代的な課題が、どう形づくられ、どう対処されてきたのかを、資料に即して複数の立場から考えるのがねらいだと説明されています。旧来の「世界史A」と「日本史A」を単純に足し合わせた科目ではない、という点に注意が必要です。

学び方と、その後

教科書は各項目に学習の入り口となる「問い」を示し、文字史料・地図・図版・統計などを手がかりとして考える構成が増えました。履修後は「日本史探究」「世界史探究」「地理探究」を選択履修します。2025年度の大学入学共通テストでは『歴史総合、日本史探究』『歴史総合、世界史探究』などの組み合わせで出題される形になり、入試でも問われる科目になっています。

補足:新しい学び方や評価方法の定着には、作問・採点の難しさや教員の負担といった課題も指摘されている。制度・入試の扱いは更新されるため、最新の一次情報での確認を推奨する。