用語辞典 — ツギノテ。LEARNGLOSSARY

クリルタイ

クリルタイ(kurultai)とは、モンゴルをはじめとする内陸アジアの遊牧集団が、部族の有力者を集めて開いた会議。合議・宣言・後継者の推戴などを行う場とされる。

1206年に開かれた会合で、テムジンは諸部族から「チンギス・ハン」の称号を受け、モンゴル帝国の建国が宣言されました。個人の力だけでなく、有力者が集まって推戴するという手続きを経たことが、その支配の正統性を裏づける形になっています。

代替わりのたびに開かれた

クリルタイは一度きりの制度ではありません。ハンが代わるたびに開催され、誰を後継に推すかが話し合われました。順調に一人へまとまる回もあれば、有力な候補が複数立って対立が長引く回もあったと伝わります。

読むときの注意

会議の規模・参加者の範囲・実際の議事の進め方は、時代や史料によって書きぶりが異なります。「クリルタイが開かれた」という記述だけでは、満場一致で穏やかに決まったのか、力関係の末に押し切られたのかまでは分かりません。

補足:開催年・参加範囲の詳細は史料により記述の粗密がある。細部は各時代の専門研究での確認を推奨する。関連:チンギス・ハンは見つかっていないが、血筋はユーラシアに広く残っている。