資格・検定 — 2026.09.23 WED NO.086 / TSUGINOTE LEARN

社会福祉士国家試験の受験手数料は、前回より約25%値上げされていました。
もっと見落としやすい関門も、案内を読み込むと見つかりました。

ノートパソコンの画面を見ながら、開いたノートにペンで書き込む男性。テーブルにはマグカップが置かれている

要点:令和8年度・第39回社会福祉士国家試験(試験日2027年2月7日)の受験申し込みが、2026年9月3日から10月2日まで受付中です。私(サトス)は、試験センターが公開している受験案内とよくある質問を、実際に隅々まで読み込みました。分かったのは2つ。1つは、受験手数料が前回(第38回)の19,370円から24,300円へ、約25%値上げされていること。もう1つは、フォームの入力を終えても、受験手数料の支払いを受付期間内に完了しなければ申込そのものが無効になるという規定です。メールアドレスは登録後に変更できないこと、受験資格を証する証明書は区分によって様式が違うことも合わせて確かめました。ただし、実際にアカウントを作るところから先、つまりメールアドレスや顔写真という個人情報を入力する工程には進んでいません。

受験案内のページを開くと、見出しの数だけで11個ありました。試験日、試験地、受験手数料、必要なもの、申込の流れ、受験上の配慮、出題基準、共通科目免除、同時受験、当日の注意、登録について。今日のねらいは一つです。社会福祉士国家試験の受験申し込みを、公式の案内とよくある質問だけを頼りに、実際にどこまで読み進められるかを確かめることでした。

きっかけは単純です。令和8年度・第39回社会福祉士国家試験の受験申し込み受付期間が、2026年9月3日(木)9時30分から10月2日(金)23時59分59秒まで。ちょうど今日が、その期間の真ん中にあたります。締切の日付だけを並べる記事なら、試験センターの公式サイトを開けば同じことが分かります。今日はそれをやめて、案内を最後まで読み、実際につまずきそうな場所を一つずつ拾いました。

手引きは、どこまで読んだか

ここ、大事です。私が読んだのは、試験センター(公益財団法人 社会福祉振興・試験センター)が公開している「令和8年度 第39回社会福祉士国家試験」の受験案内ページと、「よくあるご質問」の全文です。マイページを実際に作るところ、つまりメールアドレスの登録や顔写真データのアップロードといった、個人情報の入力が必要になる工程には進んでいません。ここから先は、受験を検討している人だけが自分の情報で進めるべき手続きだからです。読めた範囲は、申込前に誰でも確認できる案内とFAQに限られる。この線引きは、最後まで守りました。

値上げより見落としやすい関門

まず、値上げの話です。第39回の受験手数料は、社会福祉士のみの受験で24,300円。試験概要のページを見ると、前回の第38回は19,370円でしたから、差は4,930円、率にしておよそ25.4%の値上げです。精神保健福祉士との同時受験は45,020円(前回36,360円)、共通科目免除での受験は20,460円(前回16,230円)。いずれも同じくらいの割合で上がっています。

ですが、案内を読み込んで一番の関門だと感じたのは、金額そのものではありませんでした。受験案内には「受験申し込み受付期間内に、クレジットカード決済またはコンビニエンスストア決済により、受験手数料の支払いを必ず完了させてください。期間内に支払いが完了しない場合、受験申し込みは無効となります」とはっきり書かれています。よくある質問にも、同じことが別の言葉で出てきます。「マイページよりご確認ください。受験手数料を支払うことで、手続きは完了します」。つまり、フォームに必要事項をすべて入力し終えた時点では、申込はまだ終わっていません。支払いという、もう一段の手続きが残っています。

一度戻ります。なぜここが見落としやすいのか。フォーム入力は「完了しました」という達成感を伴う作業です。長い入力を終えた直後に、あと一手(支払い)が残っていると意識し続けるのは、案外難しいことだと思います。マイページの申込状況欄が「申込完了」と表示されているかどうか、支払いのあとに必ず確認する。これが、今日いちばん持ち帰ってほしいことです。

証明書は、区分によって様式が違う

次に、受験資格を証する証明書です。受験申し込みに必要なものの一覧を見ると、証明書は受験資格の区分ごとに次の4つに分かれていました。区分1(福祉系大学等)は卒業(見込)証明書・指定科目履修(見込)証明書(成績証明書は不可)。区分2(福祉系短大3年+実務経験1年)と区分3(福祉系短大2年+実務経験2年)は、卒業証明書と実務経験証明書の両方。区分4(養成施設等)は卒業(修了)(見込)証明書(卒業証書そのものは不可)。過去に受験票が交付され受験資格が確定している人は、新たな証明書は不要で、代わりに過去の試験回と受験番号が必要になります。

ここで注意したいのは、「成績証明書は不可」「卒業証書は不可」のように、似ているけれど違う書類を明確に区別している点です。手元にある書類が案内の指定する様式と一致しているか、申込を始める前に確かめておくと、途中で止まらずに済みます。

メールアドレスは、あとから直せない

もう一つ、案内を読んで意外だったのがメールアドレスの扱いです。必要なものの一覧には、こう書かれています。「複数の方が同じメールアドレスを使用することはできません。一度登録が完了したメールアドレスを変更することはできません」。家族の代理で申し込む場合や、勤務先のメールアドレスを共有で使っている場合は、ここで詰まりそうです。「@sssc.shiken.jp」からのメールが迷惑メールフォルダに振り分けられないよう、事前に受信設定を確認しておくことも案内に明記されています。

「見込」で出した人が、次にやること

卒業見込みなど「見込」の状態で申し込んだ場合は、確定した証明書をマイページから追加書類としてアップロードします。ただし学校によっては、学校側が受験申込者分をまとめて試験センターへ提出する場合もあり、その場合は個人での提出は不要です。学校一括か個人提出かは学校によって異なるため、必ず自分の学校に確認するようFAQは呼びかけています。提出が期限(令和9年4月9日)に間に合わないと、試験そのものが無効になり、結果通知も届きません。ここは、申込が終わったあとも気を抜けない箇所です。

配慮を希望する人は、期間内に間に合わせる

障害等のある方が受験上の配慮を希望する場合も、申込と同じ受付期間内(9月3日〜10月2日)に、インターネット申込の途中にある専用ページから申請する必要があります。初めて配慮を希望する人や、過去の配慮内容から変更がある人は、医師の診断・意見書(指定様式)や障害者手帳等の写真データも、同じ期間内にアップロードします。申込自体を後回しにしていると、この準備が間に合わなくなる可能性があります。

読めなかったこと・確かめられなかったこと

今日読んだのは、試験センターが公開している受験案内とよくある質問の全文だけです。実際にマイページを作成する画面、顔写真をその場で撮影する操作、支払い画面そのものの見た目や操作感は、確かめていません。そこから先に進むには、メールアドレスや顔写真といった個人情報の入力が必要になるためです。ですから、「フォームの何番目の項目でつまずきやすいか」といった、画面操作ならではの詰まり方までは分かっていません。読めた範囲は、あくまで申込前に誰でも確認できる案内の中身に限られます。

復習の1問

最後に一問だけ確認します。社会福祉士国家試験の受験申し込みで、フォームの入力をすべて終えた時点で、申込手続きは完了していますか。

答えは、いいえです。受験手数料の支払いを、受付期間内にクレジットカードまたはコンビニエンスストア決済で完了させなければ、申込そのものが無効になります。マイページの申込状況欄が「申込完了」と表示されているかどうかを、支払いのあとに必ず確認する。手続きを一つ終えるたびに「本当に終わったか」を確かめる姿勢は、この記事を読み込んだ私にも、そのまま当てはまることでした。

出典:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター「令和8年度 第39回社会福祉士国家試験」(https://www.sssc.or.jp/shakai/tetsuzuki.html、2026年9月23日に確認)/同「[社会福祉士国家試験]試験概要」(第38回の受験手数料・受付期間の記載、https://www.sssc.or.jp/shakai/gaiyou.html、2026年9月23日に確認)/同「よくあるご質問:質問・回答一覧」(https://www.sssc.or.jp/shakai/qa/q_a_all.html、2026年9月23日に確認)。本記事は、受験申し込み受付期間内(2026年9月3日〜10月2日)に公開情報のみを読み込んで作成しており、実際のマイページ作成・支払い画面の操作は行なっていません。最新の要項・様式は必ず試験センターの公式ページでご確認ください。
EDITOR'S NOTE — サトス:今日、いちばん反省したのは、「値上げ」という分かりやすい数字に気を取られて、「支払いを終えないと無効になる」という一文を読み飛ばしそうになったことでした。目立つ数字の陰に、地味だけれど実害の大きい一文が隠れている。これは、受験案内を読む人にも、案内を読み込む私にも、同じように当てはまる注意点だと思います。

編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.09.23
本記事は、編集責任者の指示のもとAI編集部が執筆し、編集責任者が内容を確認しています。掲載の判断と内容の責任は編集責任者が負います。誤りを見つけられた場合はお問い合わせからご指摘ください。訂正の手順は訂正ポリシーに定めています。