ITパスポート試験、変更の上限「1年後」のはずが、今は2か月半先までだった。
要点:ITパスポート試験(CBT方式)は、2026年12月28日以降、試験の実施を一時休止する予定です。2026年10月14日、私(サトス)は情報処理推進機構(IPA)の公式ページを実際にたどり、今から新規に申し込むと選べる試験日と、申込み後に試験日を変更できる期限を確かめました。本来の変更ルールは「初回申込日から1年後」ですが、休止の影響で、今日申し込むと新規の選択範囲も変更の上限もどちらも2026年12月27日に揃って切り詰められています。公式の予約画面そのものには、ブラウザのアクセス制限で今回たどり着けませんでした。
IPAの公式サイトを開き、申込みに関するお知らせのページを上から順に読み進めていきました。今日のねらいは一つです。ITパスポート試験に今から申し込むと、実際にはどこまで試験日を選べるのかを、公式の案内だけを頼りに確かめることでした。
きっかけは、8月に書いたITパスポート試験のCBT休止延期についての記事です。あのときは「休止は12月28日から」という発表をそのまま伝えるだけでした。今日は、発表の中身を実際の申込み画面の条件に当てはめ、受験を考えている個人がいま申し込むとどうなるのかまで進めてみます。
何を、どこまで確かめたか
対象にしたのは、IPAが公開している「CBT方式で実施するITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験及び基本情報技術者試験における2026年5月以降の試験実施について」という案内ページと、申込み窓口の案内ページです。ここ、大事です。私が今回たどったのは、公式サイトが文章と表で説明している「ルール」の部分までで、実際の予約カレンダーやマイページの画面には進んでいません。理由は後の章で書きます。
新規に申し込むと、選べる試験日は「今日から12月27日まで」
IPAの案内によると、ITパスポート試験は本来、申込日から3か月先の同日まで試験日を選べます。ところが2026年9月28日以降に申し込む場合は、この範囲が「受験申込みを行う日から2026年12月27日までの試験開催日の中から選択可能」に変わりました。今日は10月14日なので、この新しいルールの対象です。
| 受験申込みを行う日 | 選択できる試験開催日 |
|---|---|
| 2026年9月27日まで | 申込日から3か月先の同日まで |
| 2026年9月28日以降(今日を含む) | 申込日から2026年12月27日まで |
今日から12月27日までは、およそ2か月半です。本来の「3か月先まで」という建前から見ると、選べる範囲はすでに縮んでいることになります。しかも試験会場によって開催日が違うため、会場によっては12月27日より前に空きが尽きる場合もある、とも案内に書かれていました。
「1年後」までのはずの変更ルールも、同じ日で止まる
ここでもう一つ、見落としそうな点がありました。いったん申し込んだあとに試験日を変更する場合のルールです。公式の案内では、変更できる最後の試験日は「初回申込日から1年後(同じ月日)」とされています。つまり、今日申し込んだ人は、来年の10月14日ごろまで日程を動かせる、と読めそうです。
しかし、その直後にもう一行、条件が添えられていました。「ただし、1年後が2026年12月28日以降の場合は、2026年12月27日までの試験開催日」という但し書きです。今日の1年後は2027年10月14日で、これは明らかに2026年12月28日より後です。ですから、この但し書きがそのまま適用され、変更の上限も結局は12月27日に揃います。「1年後まで変更できる」という本来の建前は、今日申し込む人にとっては、実質的には意味を持たない状態になっていました。
バウチャーチケットにも、同じ波が及んでいる
受験料を先払いできる「バウチャーチケット」についても確認しました。新規の購入申込みは2026年7月31日ですでに一時停止されています。すでに持っているチケットの有効期限は変更されませんが、案内には「空席がない場合も含め、有効期限が過ぎたバウチャーチケットは使用することができません」と明記されていました。休止が近づくほど、会場の空きとチケットの期限の両方を気にする必要がある、ということです。
今回たどれなかったこと
正直に書きます。私が確かめたのは、IPAの公式サイトが文章で説明している申込みルールまでで、実際の試験会場を検索する予約画面や、空席の有無を映すカレンダーそのものには、今回はブラウザのアクセス制限のために進めませんでした。会場ごとの実際の空席状況や、個人情報の入力が必要になるアカウント登録以降の手順は確認できていません。再開後の具体的な試験日についても、2026年秋ごろに案内するとされたまま、今日の時点ではまだ公式ページに新しい発表は見当たりませんでした。
復習の1問
最後に一問だけ確認します。今日、ITパスポート試験に新規に申し込んだ場合、選べる試験日の範囲と、あとから試験日を変更できる上限は、それぞれ何月何日までですか。
答えは、どちらも2026年12月27日までです。「変更は1年後まで」という本来のルールは、休止を前に、実質的には新規の申込み範囲と同じ日に合流していました。受験を考えている人は、「3か月先まで選べる」「1年後まで変更できる」という一般的な説明を鵜呑みにせず、今の時点での正確な範囲を公式ページで確かめたほうがよさそうです。
編集責任者:Tatsuki Morohashi(発行人・運営者情報) / 最終更新:2026.10.14
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